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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年06月20日

「東京島」を読む



「東京島」 桐野夏生著 新潮社

32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か?いつか脱出できるのか—。食欲と性欲と感情を剥き出しに、生にすがりつく人間たちの極限状態を容赦なく描き、読者の手を止めさせない傑作長篇誕生。




Posted by もとほ at 23:28 Comments( 0 ) 読んだ本のこと

2009年06月14日

「スノーホワイト」を読む



「スノーホワイト」 谷村志穂著 光文社

コンビニで働く大学生の宗助には、気になる女性客がいた。クリスマス・イブにも一人で店を訪れ、ショートケーキを買う彼女は見映えのしない四十代だが、なぜか気になってしかたがない。ある日、街中でその女性を見かけ、自分でも大胆だと思えるほどの行動に出る。思いがけず、親子ほども歳の離れた若い男から情熱を寄せられた美南子は、結婚に破れたという自身の傷から立ち直れず、恋愛に臆病になっていた。だが、物怖じしない宗助の一直線な恋愛を前に、だんだんと自分の中に眠っていた火が燻りはじめる…。
(7&Y HPより抜粋)


Posted by もとほ at 15:06 Comments( 0 ) 読んだ本のこと

2009年06月13日

「もうすぐ」を読む



「もうすぐ」 橋本紡著 新潮社


お子さん、まだ?焦りと戸惑い、嫉妬、胸の中からあふれだす願望。結婚しても、競争は終わらない。妊娠と出産をめぐる現実を書ききった渾身の長編。



Posted by もとほ at 23:28 Comments( 0 ) 読んだ本のこと

2009年05月26日

「対岸の彼女」を読む



対岸の彼女 角田光代著 文春文庫
女社長の葵と専業主婦の小夜子。二人の出会いと友情は、些細なことから亀裂を生じていくが……。孤独から希望へ、感動の傑作長篇 。専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが……。結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友情と亀裂を描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。




Posted by もとほ at 23:28 Comments( 0 ) 読んだ本のこと

2009年04月23日

「森に眠る魚」を読む



「森に眠る魚」 角田光代著 双葉社

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。—あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく


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